テストの点を上げるための勉強方法【勉強の量と勉強の質】

■テストの点が上がらない人の特徴とは?!

テストの点、成績がなかなか上がらない人によく見られる特徴は、そもそも「正しい方法」で「正しく行動する」という基本中の基本ができてないというもの。

しかも、当然学習は積み重ねなのに、正しい行動を「継続」できておらず、その場その場の宿題の対応やテストの対応で精いっぱいになっていることが多いのです。

もちろん、人により成長のスピードは違う。

理解のスピードも違う。

勉強にもセンスというのがある。

だけど、少なくとも義務教育終了(中学卒業)段階までの一般的に学校で扱われているような学習であれば、ほとんどの人がクリアできます。いや、クリアしなければ、その後の社会生活上問題が出ることや不利益を被るということさえあるわけです。

習得するのが遅い人、勉強しているのに点数がなかなか上がらない人。

「自分はバカなんだ」とか「自分は才能がない」なんてネガティブにならずに、「正しいやり方」と「正しく実践」することを再度意識して自分の勉強を見直しましょう。

もしかしたら、あなたは他の人よりも成果を出すまでに時間がかかるのかもしれない。

でも、大丈夫。

時間がかかっても必ずゴールには行ける。

常に100点満点を取れるような状態にはなれなかったとしても、80点とか90点をコンスタントに取れるようにはなれます。

ただし、それはやはり正しい方法」を「正しく実践」し、結果が出るまで行動を継続できればの話。

思ったような結果が出るまで、一定の期間、努力をし続ける必要があるのです。

ここだけは覚悟しておいてほしい。

そんな甘い話ではない。

これまで何となくうまくいかずにやるべきことをやってこなかったのです。

多少辛いことがあるのは、当たり前の話。

「いや、私・僕はやってきた」

と言う人もいるかもしれないが、結果が出せなかったのであれば、「方法」なのか「」なのか、どちらかに問題があったからこそそうだったわけですから、変に言い訳せずに、せっかくの機会ですから、ぜひ何が良くないのかを考えておきましょう。

特に、多くの人は「」が足りていない。

自分としてはやっているつもりでも、やはり結果を出せるほどの「」をやり切れていない人がほとんどです。

もちろん、これも人によって基準が違うので一概には言えないが、テスト前に数時間程度やる程度では、テキストや問題集を一通りやる程度では、結果が出なくて当たり前ですよ。

何度も何度もしつこいくらいに訓練して、やっとできるようになるし、その過程で「ああ、こういうことか」って仕組みやからくりに気づき、腑に落ちていくものです。

同じことを「くり返す」という、そんな単純なことではありますが、これが当たり前のようにできるか、できないかが、勉強ができる人とデキない人、結果が出せる人と出せない人を大きく分ける境界線になります。

■勉強のやり方・「質」を見直そう!

テストで点を取るために、勉強時間)が大切だというのはすぐに、多くの人に納得してもらえることだろう。

でも、本当の問題はその次かもしれない。

勉強時間はしっかり取れている、けれど、それほど成果が出ていないという人も実はけっこうは割合でいます。

あなたは、あなたのお子様はどうだろうか?

テスト2週間程度前からテストに向けて勉強している。

ふだんも塾や家庭教師などを利用して予習復習をしている。

提出物なども期限までにやってきちんと提出している。

・・・なのに、テストの点がとれない

そんな状態に陥っていないでしょうか。

こうした状況の人がテストでも結果を出すためには、やり方」「意識」を変化させなければいけない場合が多いのです。

  • 試験範囲の内容を一通り見直して終わりにしていないか。
  • テキストや問題集を一度解いて終わりにしていないか。
  • 先生が提示するもの(宿題等)をこなすことが勉強だと思っていないか。
  • 「1日○ページ」とか「1日○時間」という規準で勉強をしていないか。
  • 問題を解いて「○」(正解)だったら、その内容について「わかっている」と思っていないか。

これらのうち、一つでもドキッとするものがあれば、あなたの勉強は結果が出にくい勉強方法かもしれない。早急に見直すべきでしょう。

■正しい勉強方法(効果的に記憶するためには・・・)

学校の、教科の勉強は、ほとんどが「暗記」です。

もちろん、暗記したものを「活用」できるかどうかも重要なので、そうした力を測るためのテストもあります。

とはいえ、定期試験のほとんどは基礎基本の「暗記」が大前提となります。

どんな応用問題であれ、基礎基本が積み重ねられていなければ解くことはできません。

逆に基礎基本がきちんと積み重ねられていれば、一般的に応用問題とされているようなタイプも問題だって、それほどハードルは高くないことが多いのです。

そう感じられない、「応用問題はムリ」とか言っているうちは、基礎基本の積み重ねが甘いとも言えます。

最近、教育界では「思考力」とか「活用」、「アクティブラーニング」なんてワードが流行っているようですが、そうしたものですら、基礎基本の知識がなければどうもしようがありません。ある特定の分野について、ほとんど知識がない人に、「あなたの考えは?」「新しいアイディアを出してみよう」なんていっても考えられるはずがないからです。

で、基礎基本の「暗記」というのは、脳の記憶のメカニズムを知っておけば効果的、効率的に進められます。

例えば、好きなものとか、命の危険に関わるようなことであれば、そんなに苦労せず、瞬時に記憶に定着します。

でも、勉強は、好きでもないし、楽しくもない、やってもやらなくてもすぐに命の危険があるわけでも、何か得をするわけでもない・・・。だったら、後回しになりますよね。

つまり、好きでもない(むしろ嫌い)、すぐに直接必要でもないことを脳は優先的に覚えるなんてことはしてくれないわけです。

だから、みんな苦労するのです。

やってはいるけど、なかなか覚えられない・・・ということになるのです。

でも、脳は好きでも、必要でもないことでも、同じことを何度かくり返すことで、それが重要なことだと認識(錯覚)して、記憶してくれるようになります。

だから、同じ漢字を何度も書かされ、英単語を書かされ、計算問題を解かされ、そうした反復訓練が勉強の一環になっているのです。

そもそも勉強というのは、初めて知ることを効果的・効率的に記憶に定着させて、ツカエル知識にすることです。

だから、同じことをくり返すこと」「反復練習」こそが勉強なのです。

もうこれは当たり前の話なのです。

ふだん何気なく話している言葉だって、生まれた直後から話せたわけではありません。周囲の人の会話を聞き、ある時真似して音を発してみて、周りに正しい使い方を教えてもらい、やがて自分で話せるようになるのです。何度も何度も。何年もかけて。

でも、この「同じことをくり返すこと」「反復練習」がきつく、苦しい作業でもあるわけです。人間は飽きっぽい生き物ですから、そうそう同じことを何度もくり返せないわけです。

でも、だからこそ、ここが踏ん張り所でもあります。

くり返すことが当たり前。

同じことをくり返すのは辛くて当たり前。

飽きてしまって当たり前。

その上で、目の前の知識を自分のものにできるかどうか、これが勉強の醍醐味なわけです。

だから、問題集を全部1回ずつやっただけでは、勉強は完了していません。

知識を記憶に定着させ、ツカエルモノにするのが勉強ですから、そうなるまでやり込まなければ勉強をやったことにはならないのです。

その状態になるには、問題集を最低でも3巡はやるべきでしょう。

はじめは「一つ一つやり方・考え方を確かめながら」、

次に「間違えることが多いものを中心に自分の弱点克服のために」、

最後に「もれなく(いつでも、どこでも完璧に)答えられるのかを意識して」、

同じ問題をくり返し解くことで初めて、一つの勉強が完了するのです。

もちろん人によって最終段階に突入するまでの時間や回数は違うでしょう。

分野によっても得意不得意がありますから。

数学が得意だと思っている人でも、図形は苦手という人もいます。

だから、「絶対」ということではありませんが、余程の「天才」でもなければ、教科書なり問題集なり、勉強の素材に関しては、「同じものを最低3回やる」というのを最初の基準にしても良いでしょう。

■意識を変えて行動を変える/行動を変えて意識を変える

これらのことを意識するだけで行動は変わるはずです。

いままで「○時間」とか「○ページ」とかを基準にして勉強を完了させていたのが、「○○を(完璧に)習得すること」がゴールになれば、使う時間も、教材の使い方も変わってきます。

もちろん、単純に量が増える人がほとんどでしょうが、逆に減るという人もいるかもしれなせん。

すでに習得している内容を、「宿題だから」「提出物だから」という理由で、再度やらなければいけないという人も中にはいるでしょう。

ふだんからこうしたことを意識している人にとっては、テスト前の勉強は単なる確認作業や本当に自分が苦手な(間違えやすい)部分だけピンポイントで復習すれば良いから、時間も量もそれほど必要ないのです。

かくいうわたしは、きちんとした方法・意識で勉強をやり始めてから、テスト前の勉強は早くても3日前から、ほとんどが前日(一夜漬け)という状態でした。

それでも各教科90点を下回ることはほとんどありませんでした。

正しい方法と意識(ゴール設定)、ふだんの実践がなせる技です。

ただし、人によっては、意識を変えるということが難しい、なかなかできないという人もいます。体にも心にも染みついた習慣はなかなか変えられないものです。

その場合は、行動を変えるのです。

行動を変えることで、そして、それを継続することで意識も変わっていきます。

例えば、ダイエットや禁煙をしたい人も同じです。

ダイエットや禁煙に失敗する人は、意識を変えようとし過ぎるあまり、逆に食べてしまったり、吸ってしまったりしているのです。

ふだんの良くない行動を変えれば、自然に食べなくなったり、吸わなくなったりしていくということがあります。

「意識を高く持つ」というのは重要で、それができるのはたいへん立派なことです。

でも、誰もがすぐに意識を切り替えれるわけではないので、そういう人は、具体的な行動を変えるのです。

でも、もちろん意識を高く保てない人は、具体的な行動を変えたとしても、やはり反復練習の部分で勝手にやめてしまったり、できない理由をあれやこれやと屁理屈をこねて並べてきます。

ここがもう一つの踏ん張りポイントですね。

はじめは行動が取れても、多くの人が長続きしない。

だから、親や先生がちゃんと伴走して見守る必要があるのですが、でも、最終的に自分が自分で自分のレベル上げられるようにならなければ何の意味もないのです。

ここは本人が踏ん張らなければいけないところです。

いずれにしろ、ふだんの勉強のゴールが時間やテキストのページ数などで区切られている人は、その行動こそが、勉強しているのに点数がなかなか上がらない根本の「ダメ行動」かもしれません。

十分に意識して見直した方が良い。

最後に、以前味の素の「アミノバイタル」というCMで、フィギュアスケート選手の羽生結弦さんが言っていたセリフを紹介して、〆のことばに代えたいと思います。

できなかったら、できるまでやる!

できるようになったら、完璧にできるまでやる!

完璧にできるようになったら、何度でも完璧にできるまでやる!

これぞまさに成果をあげるための正攻法です。

勉強でもスポーツでも、ビジネスでも成功の基本はまったく同じなのです。

(文責:学習塾ラーニング・ラボ 関口貴之

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